元理学療法士と筋肉

元理学療法士が筋肉とかいろいろについて話すブログです。

刺激的でミスリードな見出しは、PV数を増やすけど、それで本当にいいの?

どうも鈴木です。

ちょっと前に見たプレジデントの記事です。

president.jp

見出しは、

「筋トレ後にステーキ」は大間違いな理由

ただし、中身をちゃんと読んでいくと、実は内容がちょっと違います。

ざっくり要約すると、

・筋トレ後1~2時間後がよく成長するけど、24時間までは成長しつづける。

・ステーキからたんぱく質を取ると大変なので、効率の良いプロテインがいい

という内容です。

たとえば、牛ヒレステーキ(100g)に含まれるタンパク質は約21gなので、24時間で約6枚も食べる必要があります。筋トレのたびに食べるのは難しいので、プロテインなどタンパク質を効率よく摂取できる食品を利用することになるでしょう。

 だから、ステーキも間違いではない。よりベストな選択肢をするならプロテインだよってことなんですよね。

スリードを狙った広告

しかし、見出しは「筋トレに後にステーキは大間違い」です。

これを見た時、知識が無かったりすると、

 

ステーキじゃなくて違う方法があるの?

これからはステーキ食べるのやめようか!

もしかしてケーキとかでもOKなのかな?

 

みたいになると思うんです。

 

がん治療で例えてみます。

仮に、放射線治療より、もっと良い治療が出た時に

放射線治療は大間違い!!」

なんて見出しの記事があると

 

放射線治療は間違ってた!?

いますぐ放射線治療をやめたほうがいい!!

 

という誤解を生むことになります。(実際に、そのようなトンデモもありますが・・・)

つまり何が言いたいかというと、

 

スリード見出しは、言葉が一人遊びする危険性と違った情報拡散につながってしまうだろうなということです。

 

スリード広告はPVが稼げる

この記事の見出しが「筋トレ後にステーキより、もっといい選択がある」とかだったら、PV数がここまで伸びなかったんだろうなと思います。

刺激的な広告は人の目を引きます。

ただ、見出しが本文と違うものだったら、それはフェイクニュースに近いんじゃないかなって思います。

 

現在、フェイクニュースは淘汰される時代に入りつつあります。

メディアが見出しでフェイクしていたら、読者からの信頼度が下がり、リスクばかり抱えてしまうのではないかなと思います。