元理学療法士と筋肉

元理学療法士が筋肉とかいろいろについて話すブログです。

今年の夏はやばそう!! 熱中症について症状、応急処置、発生場所や時間について語ります。

どうも鈴木です。

北海道がとんでもないことになっています。

tenki.jp

こう熱いと、夏は何度になるのか心配です。

そんな中、心配するのは「熱中症」。

そもそも熱中症ってどんなものなのかをご説明します。

熱中症になるまで

環境省からお借りしました。

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ざっくり言うと

1.「汗をかいた、水分を取らない」等による脱水で、水分、塩分が少なくなり、体の調節機能が正常に働かなくなる。

2.高温で、皮膚の血液の流れが増加、それに伴って、重要な臓器に血液が行かなくなる。

3.「1.2.」の二つが重なり、体温調節がうまくいかなくなって、どんどん体の温度が上がっていく。

4.体温が上がりすぎた体は、生卵からゆで卵へ。

という感じです。

SFやロボ好きな方は、冷却機能が破綻し、オーバーヒートして焼き切れた機体みたいなイメージが一番しっくりくると思います。

 

熱中症の判断について

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基本的に

・めまい

・大量の汗

・あくび、筋肉痛、こむら返り

上記の症状が意識がはっきりした状態であり、かつ、改善している場合のみ、応急処置と見守りでOKと書いてありますが、

これらは、あくまでもよく見られる症状でしかないです。

そして、短時間でどんどん状態が変化していきます。

まずいなと思ったら救急車を呼んだほうがいいです。

 

特に、意識混濁や嘔吐があったり、自力で水分が取れないなら即救急車です。

応急処置について

応急処置は、

・水分を取らせる

・少しでも涼しいところに連れていき、太い血管を冷やす

現場でできるのはこれくらいしかありません。

まずいと思ったら、すぐ医療機関に。

そして医療機関に向かうとき、

どんな症状だったか、どんな処置をしたか、倒れた時はどんな様子だったか

ということを聞かれると思うので、倒れた時の様子と処置は覚えていたほうが良いです。

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熱中症にかかりやすい場所と時間

さて、この熱中症にかかりやすい場所と時間ですが、東京消防庁さんがデータで出しています。

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一位と三位は道路や工場などの屋外や熱がこもりやすい屋内です。

そして二位は、なんと住宅などの居住空間!!

「これくらいの暑さなら大丈夫だろう」とクーラーをつけなかったりすると、大変なことになります。

また、屋内での熱中症は、圧倒的に高齢者が多いです。

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半数以上が住居です・・・

エアコン代をケチって入院してしまうと、お金が余計かかってしまうし、健康はお金で買うのは大変です。エアコンつけて快適に過ごしましょう・

そして、熱中症に気を付ける時間ですが、

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気温が高くなってくる10時から、熱が残る18時までがピークです。

特に11時~16時まで、日が高い時間はとにかく危険です。外出時は水分補給と日傘を

室内ではクーラーなどで暑さ対策しましょう。

まとめ

熱中症は、脱水と皮膚温上昇で内臓が機能不全を起こしてしまう。

・症状があったら応急処置。改善しないようならすぐ救急車

・10時~18時は危険な時間帯

・たとえ家でも熱中症になるから、クーラーをつけよう

熱中症はきちんと防げるものです。

今年の夏はかなりの暑さになりそうです。

皆さんも無理無茶をしないように生きましょう。